現MacBookから新MacBookへのデータ移行[その2]

MacBookのデータ移行の話の続きです。

今回は写真と音楽データを移行する方法です。どちらも簡単にできます。

まず写真。
iPhotoのデータを新しいMacに移すには,元のMacのホームフォルダの中にある写真フォルダの中身を新しいMacの写真フォルダにコピーします。
これだけで写真データが移行できます。iPhotoのデータはiPhoto Libraryの中に全部あるので,これを移すだけで終わります。

写真の枚数が多いとかなり時間がかかるので,落ち着いてやってください。

次に音楽。
iTunesのデータが僕は一番大きいです。10GB超であります。
これも写真と同じ要領で音楽フォルダの中身を全部新しいMacの音楽フォルダにコピーしました。
これだけで,全部移行できました。曲の再生回数までコピーされました。

ポイントは全部そのままコピーすることです。どのファイルが必要なのかとかを考えてやると多分失敗します。

音楽フォルダ以下のiTunesフォルダもコピーした恩恵か,iPhoneを新しいMacに接続したときに中身を消去するかどうか聞かれずに同期が始まりました。
最初にバックアップをフルに取るからか,バックアップには時間がかかりましたが,そのあとは普通の同期でした。

いまいち謎なのが,音楽とアプリは,新しいMac側と同期ができている状態なのに,連絡先・カレンダー・写真は新しいMacとは同期されていないことでした。同期しようとすると,まず「別のコンピュータと同期していますがいいですか?」的なことを聞いてきました。連絡先もカレンダーも写真もすでに新しいMacへ移しているので,同期しました。写真はiPhoneの中にあったデータを消して,新しいMacにある写真を最適化して,それをコピーしているようでした。連絡先とカレンダーも同じことが起きていると思います。音楽を入れ直されなかったのは良かったんですが,写真をなぜ入れ替えたのか?よくわかりません。

なんにしてもiPhoneの同期が新しいMacでもすんなりいったのはよかったです。

現MacBookから新MacBookへのデータ移行

Macのデータ移行について。あとからSSDに換装する予定ですが,はじめにデータ移行だけやってしまって,データ移行のすんだHDDの中身をまるごとSSDにコピーするつもりです。

Macのデータ移行も今回で3, 4度目です。今回は必要最低限なデータを移行して,使ってない設定などは反映されないようにしました。
それでもデータの移行はTimeMachineで作ったデータを元にしてやりました。TimeMachineのバックアップは偉大です。

何回もデータ移行をやった結論としては,はじめてMacを起動したときの初期設定でデータを移行するのが一番無駄がないような気がします。一旦ユーザーを作ってから移行をしようとすると,ユーティリティの中にある「移行アシスタントアプリ」を使った時に,元のMacにあったユーザーを新しいMacでも作られてしまいます。使い始めて早くもいらないユーザーができてしまってすっきりしません。これを避けるためには,初回起動のときに移行したほうがいいかなと思います。

今回は,初回起動時の設定は終わってからデータを移行しようとしたので,移行アシスタントアプリを使うのをやめました。というわけで,自分で必要なデータをコピーすることにしました。正直いうと,面倒かったです。Macにはじめから入っているアプリケーションのデータは移行する方法が簡単なのですが(実際には,調べる前に自力でやろうとしたのでかなり時間かけましたけど・・・),自分でインストールしたアプリのデータ移行がかなり大変でした。以下,データ移行の方法を簡単に書きます。

−Mailで受信したメールと設定
メールのデータはホームフォルダの
ライブラリ/Mail
の中に保存されているので,これを新しい方へコピーします。
メールサーバサーバーなどの設定は
ライブラリ/Preferences/com.apple.mail.plist
に保存されているので,これも新しい方へコピーします。
これでMailを起動するとパスワードが聞かれるので,入力します。するとMailの環境が移行されています。

−アドレスブック,iCalのデータ
アドレスブックやiCalにはデータを書き出す機能があります。なので,データを書き出して,そのデータを読み込むだけで移行できます。

[アドレスブック]
「ファイルー書き出すーアドレスブックのアーカイブ」
でデータを書きだします。新しいMac側で書き出したデータを「ファイルー読み込む」で読み込みます。

[iCal]
OSのバージョンによって,データの書き出しを行う部分が違います。Leopardは「データをバックアップする」的な部分があるんですが,Snow Leopard側では,「書き出すーiCalアーカイブ」になってます。
とにかく,バックアップするかアーカイブするかを行って,iCalのデータを書き出してしまいます。書き出したデータを読み込めば,データ移行ができます。 ちなみにGoogleカレンダーとCalDavを使ってカレンダーを同期していますが,これらのカレンダーはパスワードを再入力する必要があります。

(追記)[ターミナルの設定]
ターミナルのエンコードやフォントの設定はターミナルごとに書き出すことができます。書き出した設定を読み込んでやると,その設定のターミナルが追加されます。

-Apple純正ではないアプリのデータ
これは苦労しました。一応データを移行するのはできたんですが,これが正しい方法かどうかの自信がありません。なので,参考程度にしてください。

[Booksのデータ]
蔵書管理アプリのBooksのデータを移行しました。本の数が1000冊以上あるので,このデータを作り直すのは避けたいところ。データを移行するためにいろいろやってみました。Booksには「書き出す」「読み込む」機能があるんですが,いまいち使い方がわかりにくいです。今思えば,これをもう少し調べたほうがよかったかもしれません。僕はかなり無理矢理な感じでデータを移行しました。
まず,ホームフォルダの中の
ライブラリ/Application Support/Books
を探します。このデータを新しいMacの
ライブラリ/Application Support/
にコピーします。これでBooksを新しいMac側で起動すると,データが移行されています。

ライブラリ/Application Support/の中にはアプリケーションの名前がついたフォルダがあります。このデータをコピーするだけで,アプリケーションのデータを移行することができました。Books以外にデータを移せたのは,ブログ執筆アプリのectoのブログのデータ,TeXの数式を画像にしてくれるLaTXiTの履歴データ,マルチメッセンジャーのAdiumのアカウント情報やメンバーの情報,ファイル転送ソフトのCyberduckのサーバーのデータなどです。再登録すれば良いデータも多いですが,時間が節約できました。

-.bashrc,.emas.elなどの隠しファイル
普段ターミナルはBashで処理をして,エディタにはEmacsを使っているので,.bashrcや.emacs.elのコピーは必須です。こいつらはFinderからは表示されないので,ターミナルでcpコマンドでコピーしました。全部ホームフォルダにあるので,そんなに大変ではないです。注意したいのは,どっちがコピー元かをはっきりさせることです。ターミナルだと自分が今,コピー元にいるのか,コピー先にいるのかがややこしくなるので,注意したほうがいいです。

いろいろやってみて,データ移行はなんとか終わりました。

くれぐれもデータをコピーする前にはバックアップを取るのをお忘れなく。上書きしてしまう前に,名前を変えておくと,間違ってアプリが動かなくても,元に戻せます。

新しいMacBook買っちゃいました

New MacBookを自分用に買いました。今使っているMacBookは研究室のもので,卒業したら研究室に置いていくしかないので。それとタスクが一段落したってのもありますが。

2009年に出たすべすべコーティングのMacBookです。名古屋・栄のApple Storeで学割価格88800円で購入しました。初めは名駅のビックカメラで買うつもりでいたんですが,ポイントのことを考えても5000円ほど学割のほうが安かったので,Apple Storeで買うことにしました。

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前から白いMacBook使ってたので,あまり劇的な変化を感じてませんが,おいおい違いが分かるかなと思ってます。来週には大須へSSDを買いにいって,HDDをSSDに換装しようかなと思ってます。

外部出力がUSB2つしかないのが,少し残念です。今使っているMacBookにはUSB2つにIEEE1394のポートがついてました。家でしか使わないから大丈夫かもしれませんが。

今,どうやって環境を移行しようか悩み中です。Time Machineでまるごともってきてもいいんですが,無駄なファイルもかなりあるようなので,最低限のデータのファイルだけをもってきたいと思ってます。環境移行のこともおいおい書こうと思います。

プレビューで起きるPDFの文字化けを直す[まとめ]

しばらく前まで,MacのプレビューでPDFを開くと文字化けが発生してました。これに関して2回ほど記事を書きましたが,それをまとめたいと思います。
過去記事
「Leopard 10.5.8でATSserverの様子がおかしい」
「(追記)Macの文字化け直った!!」

ATSServerを再起動したら,文字化けがなくなるのは分かってましたが,Mac本体を再起動するとやはり文字化けが発生してました。Google日本語入力を一旦,無効にしたら文字化けしなくなったと書いたんですが,これは間違ってました。Google日本語入力は悪くなかったです。

プレビューの文字化けがそもそも発生するようになったのは,楽天トラベルから送られてきた航空券のEチケットのファイルを開いたせいです。Acrobatリーダーでならちゃんと開けるんですが,プレビューで開くと内容がちゃんと表示されません。一度楽天からきたEチケットのファイルをプレビューで開くとATSServerがおかしくなるようです。

一度は文字化けが直ったんですが,またEチケットのファイルを開いたら文字化けするようになりました。プレビューがおかしいのか,EチケットのPDFファイルがおかしいのかは分かりませんが,とりあえずLeopardのプレビューで楽天から来たEチケットを開くのは危ないことが分かりました。

結局,文字化けが直った原因はOSのアップデートでした。OSの再起動が必要なアップデートを適用することで文字化けが直りました。今回はこの前出たMacのセキュリティアップデートを適用することで解決しました。以前,文字化けが直ったときもOSのアップデートをしてました。

[結論]
QuickLookでちゃんと表示されないPDFのファイルをプレビューで開くのはやめておいた方がよさそうです。そういうPDFはAcrobatリーダーで読んだほうが無難です。
もし,プレビューがおかしくなって文字化けが起きるようだと,OSのアップデートを適用することで直るかもしれません。ATSServerの再起動も有効です。

(追記)Macの文字化け直った!!

前にも書きましたが,まだMacで文字化けしてました。

Mac OS X 10.5.8のMacBookです。プレビューで数式の入ったPDFを開くと式が文字化けします。同じPDFファイルをAdobe Readerで開くとちゃんと表示されます。

前にも似たようなことになったので,同じような対処をしました。アクティビティモニタでプロセス名「ATSServer」を停止します。ほっておいても新しいATSServerが起動します。

これで一応文字化けは直るんですが,Macを再起動するとまた元に戻ります。いつからこうなったのかはよくわかりません。1ヶ月くらい前までは,大丈夫だったんですが。

なんとかならないものでしょうか。

[追記]
Google日本語入力を一度きって,ことえりだけにしたら再起動しても文字化けしなくなりました。もう1度Google日本語入力を有効にしても文字化けは起こりませんでした。Google日本語入力が文字化けの原因だったかどうかははっきりしませんが,文字化けがいまのところは起きてないので様子を見たいと思います。