2013年は一度も書かずに2014年をむかえてしまいました.それなりにネタになりそうなことはあるんですが,仕事用のドキュメントを書くのに手一杯になってました.
今回は職場で使えるDropbox代替になるものはないかと探したら,ownCloudが良さそうという話です.
職場で複数人(10人弱)間でファイル同期できたらいいなとなって,いろいろ調べました.Dropbox,Google Driveはとっても便利ですが,他所様のサーバーにデータを置きたくない.LAN内だけで使えるものはないかとおもって,Lifehackerの記事 を参考にして,BitTorrent Sync やSparkleShare を使ってみましたが履歴管理や変更のコンフリクト処理がいまいちでした.Dropboxはちゃんとできてます.
それでさらに調べて候補になったのがownCloud.このへんを参考にしました.
簡単にいうとオープンソースのクラウド環境ソフトです.Dropboxみたいなファイル同期,バージョン管理,ファイル共有ができます.Windows, Mac, Linux用のファイル同期クライエントがあり,有料版でiPhone, Androidアプリもあります.さらにカレンダーとドキュメントも共有できます.DropboxとGoogleカレンダーのプライベートが作れるようなもんです.詳細は公式HPを見て下さい.
手始めに家にあるFedoraにownCloudをいれてみました.LAMP(Linux, Apache, MySQL, PHP)環境が整っていれば簡単にセットアップできます.
Apacheとか入れてなかったので,yumでちまちまインストールしました.手順はここを参照しました.Apacheの設定で若干はまりました.Fedora18のファイアウォールを切らないとLAN内の他のマシンからアクセスできない問題が発生して,これに気づくのに時間かかりました.
ownCloudは公式ページ にLinuxのディストリビューション別にyumのリポジトリの設定方法があるので,これを参考にして,yumでインストールしました.ownCloudの設定は参考になるサイトがたくさんあります.今回は以下のサイトを参考にしました.
[Nexus7活用術]その1. ownCloudで自分専用クラウドを手に入れる手順
ownCloudをyumでインストールしたあとだと,いきなり設定にはいります.ユーザー設定とSQLのデータベースを指定したら,ほぼ終わり.Mac用のファイル同期クライエントもいい感じです.過去のバージョンに戻すのも簡単です.使いがってはDropboxとほぼ一緒だと思います.
最初のサーバー設定がややこしいですが,それを乗り越えたら超便利な環境が手に入ります.