なんかいろいろ盛り上がってるみたいで。
「環境の条件によっては,同量のお湯が水よりも早く凍ることがある」
これをNHKのためしてガッテンが放送して議論を巻き起こしているらしい。
この現象は「ムペンバ効果」と呼ばれ,割と以前から知られていた。
実験的に起きることが報告されていたりもするらしいが,そのメカニズムはちゃんと説明されていない。説明でよくみるのが,お湯が蒸発するときの蒸発熱が水の場合よりも多くの熱を運ぶから,結果的に早く凍ることがあるっていう説明。分かったような分からんような理屈だなー。
対流が熱を運ぶからって説明もみたけど。水が凍る様子をひたすら計算している先生がうちの大学にはいるけど,その先生の見解を聞いてみたい。
うまくメカニズムが説明できたら,伝熱方面で工業応用できそうな可能性があるから,ちゃんと研究してみたら面白いのかも。
ちなみに大槻先生はそんなことあるわけないっていったらしいけど。実験事実としてあるなら,それは認めるべきだと思う。
[追記]
とうとう学会で議論することになったらしい。
「「水よりお湯早く凍る」論争沸騰 日本雪氷学会で本格議論へ」