iPhoneのメールについて。
iPhoneはi.softbank.jpドメインのメアドが取れるんだけど,普通のケータイのメールとは若干違う。
新着メールがある事自体はすぐに教えてくれる。ただし,画面に「メッセージを受信しました You got a mail」と表示されるだけ。音とバイブは最短15分間隔でしか出ない。普通ケータイなんてカバンの中かポケットの中なので,ずっと画面が見られる状況は少ないと思う。こんなんじゃ気付かないと思うんだが,なんでこんな仕様にしたんだろ?
それはおいといて,iPhoneだとWebメールのアドレスをMailアプリのアドレスとして登録できる。ここが他のケータイメールとは一番違うところだと思う。この「Webメール」が使えるってところも考えると,iPhoneのメール環境は一気によくなる。
iPhoneのデータ取得方法はプッシュとフェッチがあって,プッシュをオンにするとリアルタイムでデータ通信が行われる。メールがくるとすぐに教えてくれる。プッシュがオフだとフェッチで設定した時間間隔でデータをとってくる。画像の設定だと1時間おきにデータ通信をすることになる。これを頭において,続きを読んでください。
iPhoneのメール環境の詳細はここのサイトを参考にした。図が分かりやすくて,理解しやすいと思う。
iPhone.goodegg.jpさん「快適なメール生活をiPhoneで実現する方法(着信音・着信表示)」
iPhoneのメール受信に関して大雑把にまとめると大体3系統に分けられる。
-i.softbank.jpアドレス
リアルタイムで画面表示/着信音はフェッチのみで,最短15分間隔
-MobileMeとYahoo!(アメリカYahoo.comのアドレス。日本のじゃないよ)のメールアドレス
画面表示なし/着信音はプッシュでほぼリアルタイムでなる
-他のWebメールアドレス(Gmailとか)
画面表示なし/着信音はフェッチのみで,最短15分間隔
なんかそれぞれ一長一短の仕様。みんなどこかがもの足りない。それでも設定次第では上手く使えるようになる。アイディアはiPhone.goodegg.jpさんから拝借。
iPhoneのメール環境をよくする上で一番重要なアイディアは
全部のメールを一旦Gmailに集めて,Gmailの強力なフィルタリング機能を利用して適当なアドレスに転送し直す。
すぐに見たいと思うメールはi.softbank.jpアドレスとYahoo!のアドレス(もしくはMobileMe)に転送するようにする。そうすれば音と画面表示の両方で教えてくれる。こうやってやると,iPhoneで2つのアドレスにメールがきて,2回チェックするはめになりそうだけど,実は1回のチェックだけで済むようにできる。i.softbankのアドレスをiPhoneで設定しないのだ。iPhoneでi.softbankアドレスを設定していなくても,そのアドレスに送られたメールがあること自体は通知してくれる。不思議な仕様だけど,これでメールチェックの2度手間を防げる。i.softbankのアドレスはPCメールと同じ扱いを他のキャリアでは受けるので,設定しなくたって別に困らないだろう。
特にすぐみなくてもいいようなメールはYahoo!かMobileMeかGmailに転送しておけばいい。Gmailならいろんなフィルタを作ることができるから,自分の好み次第の設定を作ることができる。
純粋にケータイメールのみをケータイで見ているヒトはi.softbank.jpアドレスとYahoo!のアドレス(もしくはMobileMe)への転送だけでいいと思う。(冷静に考えるとこんな面倒なことを普通のヒトができるのか?・・・最初の一回だけだから,そこは頑張ってもらうという方向で)わたしは大学の研究室のアドレスに届くメールもケータイに転送しているから,細かい転送設定をしようと思う。職場のアドレスに届くメールをケータイで見ているヒトにも上のような設定はおすすめだ。
iPhoneに乗り換えたときのメール設定の手順をまとめると,
1 i.softbank.jpのアドレスを取得。
2 メールフィルタリング用のGmailのアドレスを取得。フィルタリングをしなくてもGmailのアドレスはあったほうが便利だと思う。
3 年間9800円払う余裕がなければアメリカのYahoo!のアドレス,余裕があればMobileMeのアドレスを取得。
4 Gmailのアドレスを友人知人にお知らせする。iPhoneに換えた感はあまりない・・。
5 お仕事関係のメールをiPhoneに転送したいときは,Gmailに転送するようにする。
6 Gmailでフィルタをせっせと作成。用件によって転送先のアドレスをいろいろ変更する。
7 iPhoneでメールアドレスを設定。
最初は面倒だけど,一回だけでいいとおもって設定してもらえれば,夢のメール生活が手に入ります。逆にこれだけやると,全部のメールをiPhoneだけでチェックできます。パソコンを立ち上げる必要がなくなります。そう思うと役に立つのかな。
iPhoneでのメールの仕様はヘンテコですが,工夫と一手間をかけることで快適に使えるようになる可能性をもっています。
[追記]
受信したメールをどうやって読むかということしか気にしないで記事を書いたので,送信についても一言。
周りのヒトにはGmailのアドレスしか教えてないのだから,必然的に送信元のアドレスはGmailのアドレスにするしかない。結局,iPhone上ではMobileMe(もしくはYahoo!)のアドレスとGmailのアドレスの両方を設定する必要がある。これをやると,同じメールがGmailとMobileMeの両方に届くことになる。むしろGmailの方には全てメールが届いている。ここで同じメールのダブルチェックを防ぐためには,Gmailの「既読にする」フィルタリングを使う。こうすることで,iPhoneで見る未読メールはMobileMeに届いたメールだけになる。
送信はフィルタ用のGmailアドレス,最終的な受信確認はMobileMeかYahoo!もしくはフィルタとは別のGmailアドレス。行きと帰りでアドレスが変わるという2足のわらじ生活になるのは仕方ないのかなぁ。
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